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2013-05-24 22:05 | カテゴリ:ツレヅレ
母上様。お元気ですか。

私がこうして貴女に手紙をしたためるのも2度目ですね。
これも、「りんご姫」という素敵な原稿用紙、
もとい、便箋を手に入れたからに他なりません。

さて。
2年ぶりに断捨離に立ち向かおうと、
私は書斎(という名のただの自室)の書架を眺めてみました。
BOOKOFFに持って行く本と、
いやいやこれは手元に置いておくべしといった本を
選別するためでございます。

私は現在進行形で読書が大好きでございます。
活字中毒症と言っても過言ではないほど。
バッグの中には常に2冊の文庫本が入ってますわ。
活字に触れることは私の至上の喜び。
いえ、日常。呼吸をするようなものでございます。
そんな人間になってしまったのは、
全て、母上様、貴女のおかげなのです。

貴女は引っ越しの度に、
ラワン材とブロックを使って居間の壁一面を
常に書架となさっていましたね。
そこには、貴女の蔵書がぎっしりと。
おそらく、大震災が起きたら下敷きになってしまいそうなほどの、
たくさんの本たちが背表紙を並べていたように記憶しております。

家の中にはたくさん本が並んでいる。
それが私にとっては当たり前の風景でした。

おもちゃは誕生日とクリスマスの年に二度しか
買ってはいただけませんでしたが、
本だけは、欲しいときに欲しいだけ買ってくださいました。
私が風邪で寝込み、学校を休んだときも、
貴女の私へのお土産は「本」でしたね。
熱で意識が朦朧をしながらも、
『さまよえる湖』とかいうお話を読んだ記憶がありますわ。

小学生の頃は、流石に母上様の本を手に取って読もうとは
思いませんでした。
だって、子どもには難しすぎますもの。
活字も小さいですし。
けれども、中学生、高校生と成長するに従って、
次第に貴女の書架に興味を抱いたのも事実なのです。

今、私の書斎(という名のただの自室)の書架には、
貴女の書架から抜き取った本が数冊ありますの。
そのタイトルを眺めてみて二重の意味で驚きですわ。

A.ビアス 『悪魔の辞典』。

まあ、これは軽いジャブ程度ですわね。

けれども、

稲垣足穂 『少年愛の美学』・『一千一秒物語』

って、母上様一体どういうことでございますの?
さらに、

森茉莉 『恋人たちの森』



水上勉 『男色・好色』

というラインナップ。
さらには、フランス文学まで。

ジャン・ジュネ 『泥棒日記』・黒んぼたち・女中たち』

彼岸へと旅立ってしまった母上様に確認する術はもうありませんが、
もしかして、貴女は、現代でいうところの

腐女子

だったのでせうか。
まあ、このラインナップを貴女の書架から抜き出す私も
もしかすると同じ穴の狢なのかもしれません。
っていうか、血っていうか、DNAって怖い。

そんなことに思い耽っているので、
母上様、断捨離がなかなか進みませんことよ。

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